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散髪にて

今日は2ヶ月ぶりの散髪。最近掛かりつけとなっている格安の理容チェーン店での話だが、今日訪れたところスタッフの入れ替えがあったようで、以前は若いスタッフばかりであったのが4.50歳代と思しき理容師さんが2名ほど配属されてきたそうだ。

今回散髪にあたってくれたのがそのうちの1人で、多分私より少し年上の方だった。

「・・この店舗のお客様の年齢層を考慮して・・」とのことだ。

年配の客が多いからスタッフもベテランを配置・・ということだろう。腕とかセンスがどうのと言うよりも、感覚というか安心感を重要視しての判断なんだろうね。


散髪中、少し会話があったのだが、

「20数年自分の店を構えてきたが、このご時勢で已む無く・・・」
「贔屓にしてくれていた常連さんが次々に来なくなり・・・」
「団塊世代のお客さんの定年退職&第一線離脱が痛かった・・・」
「若者の理容店離れが理解できない・・・」
「個人店では値下げしようにも限度がある・・・」
「雇われは気楽なものですよ・・・」

だそうだ・・・。笑いながら話してくれたが、内容は厳しいものだった。

客の私としては、充分な経験のあるベテラン理容師さんに通常の半額程度でカット・シャンプーのみならず髭剃りやら顔そりをしてもらえるのは有難い限りである・・。


考えてみれば私も似たような者ではないか。以前と同じような作業をしていても得られる金額は半額以下だ。

「元々その程度の価値しか無かったのだ、以前が貰い過ぎだったのだ」という声が聞えそうだ・・、確かにそうなのだろう・・。


しかしさ・・、「そんなこと言ったって・・」だよ。


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