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啓発本

今更我々には関係ありませんが・・・本屋へ行くと、時節がら若者向けの「自己啓発本」が多く出ているのを見ます。それらは”異端のすすめ”みたいな内容が少なくないようで、まぁこういう御時勢ですから著者の言わんとすることは解ります。ただ、読み手の解釈によっては危険極まりない感じもします。

”自分が正しいと思ったことは堂々と主張・行動する””同調圧力に屈しない””社内よりも社外での評価を優先する”・・・とかね。

周囲を圧倒するほどの能力・精神力の持ち主なら、異端もおすすめです。実際、大成功している人もいますし。しかし十人並みの力量で上記のように振舞うのは如何なものか。

「彼はユニークな奴だ」「あいつはマイペースだから」なんて言われて、冷や飯を食わされたり飛ばされた人を多く見てきましたが・・。日本人の職場がそう簡単に変わるとも思えませんし、それどころか益々硬直しているように見えますけど・・。


”上司や先輩の痒いところに手の届くようなマメな行動””滅私奉公”が出来る人の方が良い思いをしているように見えますが・・? 今後は違うんですかね? ”上から重宝がられ可愛いがられるのを目指せ”・・って本はあるのかな?

まぁ冒頭に書いたように今更関係ありませんけどね。それに本当に力のある人はそんな本を読まなくても成功するのでしょう。そもそも大多数の一般があって異端が成立するのですからね。皆が皆、自己主張してたらそれは単なる烏合の衆でしょう。

私は”金を払って変な本を買って真に受け、勘違いしないように気をつけなさい”と若者に言いたいです。

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